2001年のニュースレター 2002年のニュースレター 

2003年のニュースレター 2004年のニュースレター


そこでサムエルは一つの石を取り、それをミツパとシェンの間に置き、それにエベン・エゼルという名をつけ、「ここまで主が私たちを助けてくださった。」と言った。 (第一サムエル7:12)

 

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。皆さんの上にイスラエルの神、主により豊かな祝福がありますように。

エベネゼル日本支部での働きを今年一年を振り返るにあたって多くの前進があったことを主に感謝します。もちろん必要はたくさんありますが聖書にあるように「ここまで主が私たちを助けてくださった。」と実感しています。

日本支部での今年の様子

1)とりなしの祈りのネットワークの構築。

祈りの課題はEメールによって配信される、緊急性の高い特定の課題に関する祈りです。現在17の個人と団体が登録しています。また、日本語に翻訳する作業の俊敏さの為にもお祈りください。

2)総合版小冊子(小冊子No.4)の発行

初めて本格的な印刷物の発行でしたが、主が助けてくださいました。前回の成功に弾みをつけて来春発行予定の小冊子No.5の製作作業にすでに入っています。今年の経験が生かされ次回はよりスムーズに作業が進むことを期待しています。そのためにもお祈りください。

3)支援者が増加しており、受け取る献金額は3年連続での増加しています。

イスラエルを愛し、支援してくださる方々が立ち上がっているのを見るときに驚きを感じます。

エベネゼル全体での傾向

1)世界的な献金の減少

これは経済的な問題だけではなく、イスラエルに対する姿勢に変化が起こっていることがうかがえます。

2)帰還者の全体数の減少

インティファダ等の影響により、旧ソ連諸国からの帰還者の全体数は近年減少傾向にありますが、エベネゼルを通じての帰還者の割合は逆に増加しています。これはこの時代にあって帰還を援助することの重要性がますます高まっていることを意味します。なぜなら現在帰還している人の多くは、み言葉から帰還の緊急性を理解している人、あるいは北の国にとどまることに何の希望も将来も見出せない貧困層の人達です。

みなさんのご家族、教会、働き及びミニストリーの上に豊かな祝福がありますように。

2003/12/15 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


神である主はこう仰せられる。「見よ。わたしは国々に向かって手を上げ、わたしの旗を国々の民に向かって揚げる。彼らは、あなたの息子たちをふところに抱いて来、あなたの娘たちは肩に負われて来る。(イザヤ49:22)

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。皆さんの上にイスラエルの神、主により豊かな祝福がありますように。

先日、無事に18日間のメキシコでの研修を終えて帰ってきました。

メキシコにおいても、宣教の為にもっとも祈りが積まれている国のひとつがイスラエルでした。

また、メキシコだけではなく、世界中で多くのクリスチャンたちにいまだかって無かったほどにイスラエルに熱い思いを抱いています。そして主が世界中で起こっている、あらゆる出来事を通じて世界中の目をイスラエルに向けさせていることは驚くべきことです。

ユダヤ歴の新年にあたる、ヨム・キプールの日にこの記念すべき時を向かえる事が出来たという知らせは多くの兄弟姉妹達の心を動かし、お祝いの言葉や励ましなどを過去に無かったほどに多くいただきました。

この終わりの時代にあって、多くのしるしや確認によって、主ご自身がエベネゼルの働きに確認をあたえ、多くの人々の心を動かしているのを見ることは驚くべきことです。

世界情勢はますます混迷したものとなっていますが、そういった中で私たちが正しく歩んでいくために、私たちはますます、主から聞き、御言葉を知っていかねばなりません。

また、私たちは、さらに確かな預言のみことばを持っています。夜明けとなって、明けの明星があなたがたの心の中に上るまでは、暗い所を照らすともしびとして、それに目を留めているとよいのです。(2ペテロ1:19)

これから寒い冬を迎えるロシアをはじめ旧ソ連邦諸国を覚えてお祈りください。

主の恵みと祝福が豊かにありますように。

2003/11/18 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子

 


イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」(ヨハネ8:12)

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。皆さんの上にイスラエルの神、主により豊かな祝福がありますように。

このニュースレターを受け取られる方々の多くは先日送付させていただいた、10万人渡航達成のニュースレターを受け取られたことと思います。

ユダヤ歴の新年にあたる、ヨム・キプールの日にこの記念すべき時を向かえる事が出来たという知らせは多くの兄弟姉妹達の心を動かし、お祝いの言葉や励ましなどを過去に無かったほどに多くいただきました。

この世にはたくさんの必要があります。そしてその必要を満たすために多くのミニストリーが存在します。そういった意味においては、主にある全ての働きは尊いものであり、エベネゼルの働きも主が立ててくださったミニストリーの一つに過ぎません。

しかし、この終わりの時代にあって、多くのしるしや確認によって、主ご自身がエベネゼルの働きに確認をあたえ、多くの人々の心を動かしているのを見ることは驚くべきことです。

ヨム・キプールは犠牲による聖めの日であり、その意義は「あがない」です。この特別なときに10万人目を達成した事は、私たちの働きをバックアップしている御言葉の一つであるエゼキエル36章24節にあるように「イスラエルの民が約束の地に戻るときに全ての汚れからきよめる」という言葉を再確認するものとなりました。

世界的に経済が低迷しており、各地で紛争も生じています。今までの判断基準が通用しない混迷した現代社会の中にあって暗闇の光、道しるべとして主ご自身が私たちに確認を与えてくださっていることは何という大きな励ましでしょうか。

皆さんのご家族、教会、そしてお働きの上に主の豊かな恵みと祝福がありますように。

2003/10/31 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子

 


「わたし、主は、義をもってあなたを召し、あなたの手を握り、あなたを見守り、あなたを民の契約とし、国々の光とする。こうして、盲人の目を開き、囚人を牢獄から、やみの中に住む者を獄屋から連れ出す。わたしは主、これがわたしの名。わたしの栄光を他の者に、わたしの栄誉を刻んだ像どもに与えはしない。先の事は、見よ、すでに起こった。新しい事を、わたしは告げよう。それが起こる前に、あなたがたに聞かせよう。」(イザヤ42:6-9)

2003/9/25

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。

この働きを支えている皆さんの上にイスラエルの神、主により豊かな祝福がありますように。

2003年9月2−10日、毎年恒例となったエベネゼルの世界大会に20カ国を代表する51人が参加しました。この大会はウクライナ・オデッサの基地から始まって、ハイファ港までの道のりをオリム達と同行し、イスラエルへ向かうというものです。各国代表にとって祝福された時となったようです。今回日本からは参加出来ませんでしたが、主が道を開かれるならばぜひいつか参加したいと思います。

極東ロシアで幅広く活動しているハバロフスクのエベネゼルは4台のバンを所有しており、それを送迎や救援物資の運搬といった漁の為に役立てています。しかしそれらの車はいずれも古いためにトラブルも多く、新しい車を必要としています。それで韓国のエベネゼル代表を通じて日本から車を提供することは出来ないかと打診がありました。彼らはトヨタ製で3,4年しか使われていない比較的状態の良いバン(ワンボックス)を希望しています。

何か情報をお持ちの方、あるいは車を提供される方がございましたら。ご連絡ください。新潟からウラジオストックに出荷される事になると思いますので、新潟で出荷に立ち会っていただける方がおられましたらうれしく思います。

日本事務局休止のお知らせ。

私たちは奉仕と研修の為に10月13日から31日まで家族でメキシコに行きます。その間、事務局としての働きは最小限となり、発送等に遅延が生じるかと思われますが、ご了承ください。また、私たちの旅の必要が満たされ安全が守られるようにもお祈りいただければうれしく思います。

皆さんのお仕事、ご教会、そしてご家族の上に主の豊かな恵みと祝福がありますように。

2003/9/25 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/8/22

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きはさらに広がっています。

先月、エベネゼルへの献金が世界全体を見て落ちているという事を伝えました。イスラエルを支援している他の団体においても同様な傾向がある事をお聞きしました。幸い日本においては昨年と同じペースで支援を受け取っており、日本において、人々に、主が豊かに啓示を与えておられることが伺えます。

人々の支援が変わった理由は、世界的な経済の落ち込みが原因のようですが、そのほかに見逃せない理由は、人々のイスラエルへの理解が変化した可能性があるかもしれません。

イスラエルを迫害した者達も、祝福する人達も、いい意味でも悪い意味でも、その時の神学が影響しています。神学自体は悪いものではありませんが、人間が編纂したものである以上、間違いもありえますし、その時代時代で神様がなされる働きに即していない場合もありえます。宗教改革の中心人物であったルターですらユダヤ人に悪い印象を抱いていたのは、彼自身の信仰というより、当時の神学がそうであったからです。

現在、私達はイスラエルを愛し、共に立つ特権に預かっていますが、その時代に生まれていたなら、やはりユダヤ人を憎んでいたかもしれません。ですから、誰もイスラエルを愛していることを誇り、他の人や他の時代の人を裁くことは出来ないのです。

「ユダヤ人がイスラエルに帰還するのは、千年王国においてであり、現在の帰還には意味がない」という神学を信じるなら、どうしても帰還の働きには消極的にならざるを得ません。20世紀の始めに当時の優勢だった神学では、聖書に書かれているイスラエルの再建は現実にはありえず、「象徴的なことに過ぎない」とか「千年王国において実現される」と解釈されていました。イスラエルが建国されては困ると考えていた人がいたほどです。

特にこのことは、終末論に関することであり、その解釈にはいくつもの不一致な点があります。そういった中にあって、人の意見、神学に左右されず、一人一人が他の人を裁くことなく、主から聞いた事を行っていく必要があります。そして、現在、多くのクリスチャンが、驚くほどに、民の帰還に重荷を持ち、祈りと物質的な援助をもってこの働きを支えておられます。

「『出エジプト作戦』を読んで、『あの本を読んで、もう鳥肌というもんじゃなく、血が逆流した。』」という感想を受け取りました。そして、そのような、情熱を受け取っている人は、ほんの一握りの人達ではないのです。

(第一歴代誌12:32) イッサカル族から、時を悟り、イスラエルが何をなすべきかを知っている彼らのかしら二百人。彼らの同胞はみな、彼らの命令に従った。

2003/8/22 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/7/22

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きはさらに広がっています。

今月のニュースレターとしてリチャード・ゴティエ先生から定期的に送られている「祈りのアップデート」を皆さんにお伝えいたします。また、定期的に祈りの課題を日本語で受け取りたい方は e@eefj.org までご連絡ください。祈りの内容が緊急性のあるものが多いので今のところEメールのみの発信となっております。

今、みなさんに二つの緊急の祈りの課題をお願いしたいと思います。まず一つは、イスラエルに帰還するオリムの数が、メディアによる恐れとトラウマによって減少していることです。

とはいっても2000年の秋から、奇妙なことが起こっています。イスラエルに帰還するオリムの数は全体として減少しているのですが、エベネゼルを通じて帰還する人の数は確実に増加しているのです。2002年に旧ソ連からイスラエルに帰還したオリムの全体の50%以上はエベネゼルを通して帰還いたしました。それゆえ私たちは、実際にはさらに多くのユダヤ人たちを助ける準備をしています。どうか、彼らの心が主によって動かされて帰還することができるよう、とりなしの手を上げ続けてください。

また同時に、財政的な援助が世界中で減少しています。多くの国々において60%以上の減少です。エベネゼルにおいても、もしこの傾向が続くならば、2003年末に、年間予算の縮小をしなければならなくなる可能性があります。どうか、皆さん、とりなしの祈りにおいて私たちの備え主なる主が主権的に人々の心に働いてくださり、この聖なる働きのためにささげていくことができるようにお祈りをお願いします。

私は、私たちを召してくださったお方は、この聖なる目的をまっとうするために、すべての必要を満たしてくださるということを確信しています。

(Iテサロニケ5:24)あなたがたを召された方は真実ですから、きっとそのことをしてくださいます。

主が、あなたをみちびいてくださるそのすべてにおいて、豊かにあなたを祝福してくださいますように。そして、この二つの重荷をこれからの数週間の間(またみちびかれる限り)、主の御座の前にゆだねてくださいますように。

主とみことばとアリアのために    リチャード・ゴッティエ

 

2003/7/22 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子

 


2003/6/19

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きとビジョンはさらに広がっています。

 

ユダヤ人の帰還を助ける事は神様から出た働きです。私達が抵抗を感じるときにサタンが私たちの働きをどれほど憎んでいるかを知る事が出来ます。

ロシアの各地であるデマが広がっており、多くのユダヤ人たちがそれを信じ込まされています。そのデマとはエベネゼルがユダヤ人をイスラエルに連れて行くのは彼らから内臓を取り出し、売り払う為だというものです。

 

エベネゼルの働きは帰還に関わる総合的な援助です。単に船をチャーターしているだけではありませんし、出国の手続きの援助だけでもありません。文字通りすべての必要を満たしてきました。また、単に帰還を希望する人たちに限らず、物質的人道的援助を与えてきました。

私達が聖書の視点に立ってみて見なければ、クリスチャンですら、どうしてこれ程まで彼らに尽くすのか理解できないかも知れません。そして、クリスチャンから迫害を受けた歴史を持つユダヤ人であるなら、私たちの配慮はまったく理解できないものに映り、何か悪意に満ちた罠があるに違いにと思わされるのです。

 

私達はこの件に関して盲目でいるわけには行きません。ユダヤ人達が私達に不信感を抱いているのは、人間的なつまずきではなく、霊的な暗闇の力が働いているからです。

ですから私達は祈りの手を上げ続け、霊的にとりなしていくと共に、彼らにさらに仕えていくのです。

 

多くの方々が祈りのパートナーとして加わってくださっていることをうれしく思います。祈りの課題の提供は緊急性を要するので、Eメールによってのみの配信となっております。祈りのチームとして登録を希望される方は

e@eefj.orgまでご連絡ください。

イスラエルの神、主によってイスラエルを愛する人々及びエベネゼルの働きを支えてくださる皆さんの上に豊かな祝福がありますように。

2003/6/19 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/5/21

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きとビジョンはさらに広がっています。

 

先月発行した小冊子No.4(保存版)は各地で大きな反響を呼んでいます。いろいろな方々から感想の手紙や電話を受け、大いに励ましを受けています。

 

この帰還の働きの重要性についてとそれを支える御言葉が凝縮されたこの小冊子はビジョンを広げる為の大きな道具となることでしょう。それゆえ何百冊でも無料でお送りしますのでどうぞお気軽にお申し付けください。

またみなさん自身でできることでしたら、お近くのクリスチャン書店、神学校、教会、各種団体等でこの小冊子を置いてくださる場所を探してくださるなら、その為にも送付いたします。

 

小冊子に書かれたレポートには、北の国に住むユダヤ人の生活の現状についても書かれていますが、それ以上に強調されているのは、帰還の聖書的根拠と神の約束についてです。それは自分達がしている働きの基礎が何であるかを知る必要があるからです。

もし、帰還を助ける動機が「北の国に住むユダヤ人の現状を見て迫害されてかわいそうだから」であるなら、迫害が無くなればもう帰還しなくてもいいことになってしまいます。

また、「北の国に住むユダヤ人の現状を見て貧しいから」というのであるなら、経済的な安定が得られたら援助する必要がない事になってしまいます。

実際、ペレストロイカ以降、傾いていたロシアの経済はいくつかの地域では幾分の向上が見られ、それによって一部のユダヤ人の中にも、このまま北の国にとどまったほうがいいのではないかという考えが起こっているのも事実です。

ですから、私達は聖書が何と言っているかを知る必要があるのです。

願わくば、神がその御力により、御言葉を理解する為の啓示を与えてくださり、書かれた御言葉が生きた神の言葉として皆さんのうちに響きますように。

 

夏を迎えて、これから本格的な船による帰還の季節を迎えようとしています。各出航が祝福され、守られるようにお祈りください。

 

イスラエルの神、主によってイスラエルを愛するもの達及びエベネゼルの働きを支えてくださる皆さんの上に豊かな祝福がありますように。

2003/5/21 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/4/25

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きとビジョンはさらに広がっています。

 

日本国内におけるミニストリーの成長に伴ってエベネゼルミニストリーの全容を説明し聖書的な根拠をあらわす総合的なパンフレットの必要を感じておりましたがこの春、待望の小冊子No.4(保存版)が完成しました。

みなさんのお祈りと支えを感謝いたします。

印刷の最終工程以外は自前のDTPなので通常の半値以下の経費で製作することができました。

相当な数を印刷いたしましたので、必要に応じて何百部でも無料で提供いたしますのでお気軽にお申し付けください。

 

4月11日はB.F.P.主催の東京ハイナイトで帰還の働きについて分かち合う機会があたえられました。それはとてもすばらしく祝福された時でした。私が分かち合った内容は北の国に住むユダヤ人の現状というよりは、聖書の言葉に立った帰還への正しい理解についてでした。なぜなら、私達がユダヤ人を助ける動機が「彼らが困窮しているから」や「迫害の危険があるから」であるなら、それらが無くなれば彼らはイスラエルに帰還する必要は無いということになってしまいます。また、人道的援助の必要を積極的にアピールする時に、ユダヤ人の悲惨な生活を訴えるあまり、あたかも北の国に住むユダヤ人のすべてが今にも死にそうな困窮と迫害の中にいるような印象をあたえてしまう危険があるからです。

ですから現状によってでなく、この終わりの時代に何をしなければならないかを聖書の言葉から説明することができました。

 

ハイナイトでは、今回作成された小冊子の4,8,9ページあたりを中心に分かち合いました。小冊子のはじめの挨拶にも書いたことですが、私自身も、毎年実感させられることは帰還について聖書を理解していなかったという思いです。特にこれからの時代は、世界情勢も混迷し、耳に入ってくるニュース以上に聖書の真理に立っていく決断が要求されることでしょう。

この小冊子が、少しでも皆さんの信仰生活と聖書理解、あるいは実際的な活動においてお役に立てればと思います。

 

B.F.P.の高田事務局長からB.F.P.の援助を受けている人の中でエベネゼル緊急基金の助けによって帰還したユダヤ人からの手紙を受け取りました。彼女の言葉を借りるなら「クリスチャンの連携プレーによって、彼らのクリスチャン像が大きく変わっている」とおっしゃっていました。

また、イスラエルを祝福することを通じて、クリスチャン同士や教会間の一致と和解が進められていることを見ています。まさに、イスラエルを祝福するものは祝福を受ける(創世記12章3節)にある通りです。

 

イスラエルの神、主によってイスラエルを愛するもの達及びエベネゼルの働きを支えてくださる皆さんの上に豊かな祝福がありますように。

2003/4/25 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/3/25

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きとビジョンはさらに広がっています。

 

対イラク戦争が始まりました。イスラエルに直接攻撃が向けられるかどうかわかりませんが、今回のこの不幸な出来事の中でイスラエルも厳戒態勢に入っています。

国の指導者達がいつも正しい決断ができるとは限りません。しかし、たとえ間違った決断をしたとしても主はそれを益と変えてくださり、御心を成し遂げて下さると信じます。

終末論に対する解釈はいろいろありますが、聖書の預言によれば、確かな事は、多くの戦争が起こることは避けられないようです。だからといって戦争が正しいという意味ではありません。しかし、聖書は将来に起こる事実を予告しているのです。

 

では私達はイスラエルの為にどう祈れば良いでしょうか?戦争が起こる事が避けられないとすれば「エルサレムの平和の為に祈れ」と言われた主は考えを変えられたのでしょうか?そうではありません。聖書が書かれた時代から主の御心と命令は何も変わっていません。私達はイスラエルの平和の為に祈るべきなのです。

その祈りは「ゴシェンの祈り」と呼ばれるものです。エジプトに10の災害が下され国中が混乱状態にあったにもかかわらず、イスラエルの民が住むゴシェンには光があり平和がありました。それは主ご自身が力強い御手で民を守られたからです。たとえ戦いの最中であったとしても主はご自身の城壁のうちに民を住まわせ守る事が出来るのです。

ですからこう祈ります。「おまえの城壁のうちには平和があるように。」

 

主に感謝をささげます。かねてから製作に取り掛かっていた小冊子版出エジプト作戦No.4のDTP原稿が完成し現在印刷会社で印刷作業に入ろうとしているところです。オールカラー全24ページのこの小冊子は総合資料としてエベネゼルのビジョンを分かち合うために用いられることと思います。みなさんの手にお届けできるのは4月後半を予定しています。

 

4月にブリッジフォーピース主催の東京ハイナイトのゲストスピーカーとして私は招かれています。そこで帰還の働きと聖書的な意義について語ることと思います。主の知恵により明確に神の御心を分かち合うことができるようにお祈りください。また、どなたでも参加できますので、自由にお越しください。

4月11日(金)午後2時 お茶の水クリスチャンセンター4階/北館415室 問い合わせ:Tel:03-5637-5333

 

多くの祈りと与えて下さっている多くの祝福に感謝をいたします。皆さんのご家族、ご教会、主にある働きや職場の上に神様の恵みと祝福が豊かにありますように。

2003/3/25 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/2/15

愛する友と家族の皆さんへ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きとビジョンはさらに広がっています。

 

さて、ご存知のようにエベネゼルの働きはとりなしの働きでもあります。一般的な祈りの課題の他に緊急性の高い祈りを全世界にいる数千人規模のとりなし手達にすばやく伝達するために、Eメールが役立てられております。日本においてもこの様なネットワークの一端を担うために、祈りの課題を翻訳して、希望されるとりなし手達に伝達していきたいと考えています。それゆえこの働きに加わりたいと考えられる方はEメールアドレスを下記に送ってくださり、とりなし手として登録していただきたいと思います。

office@ebenezerjapan.org

漁の働きのために現地の教会とのネットワークがさらに強化されていますが、そのためにも教会間の一致も重要な課題です。旧ソ連邦各地にあるクリスチャンの教会の一致のためにもお祈りください。

 

極寒の中で漁をしているボランティア達のためにお祈りください。また旧ソ連の旧式な交通機関が寒さのために立ち往生することがないように。人道的援助物資の配給ルートがさらに強化され滞りなく配布されますように。

 

ウクライナ ― シンフェロポールの漁のベースより祈りの課題:

フェオドシアというクリミア地方の町で、漁が困難を極めています。この町は2500年という歴史のある古い町で、ここでの漁は今年始まったばかりです。ここに住むユダヤ人たちを訪問した漁師たちは、ユダヤ人の大部分がアリアのメッセージに対して否定的であり、また攻撃的でさえある、と報告しています。

 

ハバクク2:5−12 12節 ああ。血で町を建て、不正で都を築き上げる者。

 

'この町には特別な歴史があります。昔、ここには奴隷市場がありました。港町で、ユダヤ人がクリミア地方から迫害を逃れてここにくると、タタール人が彼らをつかまえては、フェオドシアの奴隷市場でトルコ人やギリシャ人に奴隷として売っていたのです。この歴史と今の困難な状況は関係があると思われます。ですから、この古い町において突破が与えられるようにお祈りください。

 

皆さんのお祈りと励ましを感謝いたします。季刊・出エジプト作戦No.4は4月の発行に向けて製作作業が進められています。この働きの上に神様の助けが与えられますようにお祈りください。

主の祝福と恵みが皆さんのご家庭と教会、そしてお働きの上に豊かにありますように。

 

2003/2/15 エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


2003/1/15

愛する友人と家族の皆様へ

ミニストリーに対する祈りや献金、またその他多くのサポートを感謝します。みなさんの励ましを受け、エベネゼル緊急基金の働きとビジョンはさらに広がっています。

 

毎年2回「季刊・出エジプト作戦」という小冊子を発行してきました。それによってミニストリーの概要をさらに多くの方々に知っていただくと共に、すでに働きを支えて下さっている方々に情報を提供してまいりました。今年の春に発行予定の第4版はA5版24ページ程度の充実した内容と、さらに良い品質の印刷物として数多く発行したいと考えています。製作の為に知恵が与えられ、必要な資金が供えられますようにお祈り下さい。

主の再臨のためにイスラエルの土地の回復がどれだけ重要かについてはもう説明する必要は無いと思います。そして、それと同じくらい、民がその地に戻ることは大切なのです。ユダヤ人は2000年の離散の歴史をへて、奇跡的に存在し続けていますが、ユダヤ人達が生き残り、存在するだけでは十分ではありません。彼らがその土地に戻らねば神の計画の成就と契約の回復にはらないのです。

 

神とイスラエルを知るための大切なキーワードは「契約、土地、民」であることが旧約聖書を読む時に分かります。アダムから、アブラハム、モーセそして世々にいたるまでその3つの事柄をめぐって神は働いています。そして、エゼキエル書36―38章を読む時に、神がそれらが回復する事を心底願っていることが分かります。

それゆえクリスチャンが神の計画を成就させる手助けとしてイスラエルの為になす人道的な援助といったものは究極的に言うならばその「契約、土地、民」の回復を容易にさせる間接的な手助けなのです。

なぜ間接的かといえば、土地の回復(国境線を動かすこと)、契約の回復(ユダヤ人がイエス様をメシアと信じること)をイスラエル政府と協調した人道的援助団体としては直接的、合法的にすることは出来ないからです。

しかしながら、帰還を助ける事は、神の回復の業に直接的に働きかける事ができる数少ない事柄です。私はこの点を強調したいと思います。私達の働きは終末の歴史に直接的にかかわる大事業なのです。

 

ルカ21章24節に「異邦人の時の終わるまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされます。」という記述があります。エルサレムが首都とされた今、たしかに神様の最大の関心事は明らかにイスラエルに向けられています。

それゆえエベネゼル緊急基金を援助されている皆さんは、聖書全巻を通じて一貫して語られており、神が最大限関心を持っておられる出来事を回復させる働きに直接的にかかわっておられる事を知っていただきたいと思います。

主の祝福と恵みが皆さんのご家庭と教会、そして働きの上に豊かにありますように。

2003/1/15           エベネゼル緊急基金日本代表・岡田好弘&留美子


 

return