エベネゼル緊急基金とは
エベネゼル緊急基金の実際的な働きの内容
エベネゼル緊急基金の働きは帰還に関わる全ての経済的負担と援助を担う事にあります。その為数百万ドルもの経費を世界中からの献金でまかなっています。
年間十数回の渡航の為に800人乗りの大型客船をチャーターする為には膨大な資金が必要なのです。
旧ソ連諸国に40箇所以上の基地を設置し長期、短期のボランティアを含めて数百人のスタッフが働いています。


代表的な働きは主に次の5つです。
1)ユダヤ人を探し出し、神の御言葉の約束にもとづいて帰還について分かち合う。 
2)物質的な援助を与える。 
3)帰還希望者の書類上の手続き支援や実際的な移動(引越し)の手助け。 
4)港での宿泊と乗船、積載支援、及び渡航船上での娯楽、教育、オリエンテーション。
5)各国に設置された支部を通じて援助の窓口となり、とりなしの祈りのネットワーク。



広大な国に散らされたユダヤ人の所在を把握する事は、都市部であっても日本では考えられないほど困難です。通信手段や交通機関は旧式で故障も多く、また迫害を避ける為、多くのユダヤ人が身分を隠しているからです。 エベネゼル緊急基金はイスラエル政府との間に良い関係を築いており、信頼を得ています。現地のユダヤ人コミュニティーと連絡を取り合い、協力関係にあります。
物質的な援助や精神的な励ましやを与える事を通じて愛を表します。この援助物資は帰還を望む望まないに関わらず与えられます。 旧ソ連邦という非人間的な社会体制の中で人々は傷ついており、それに加え、歴史的、また現代にも起こっている迫害の中で外部から来た人に対して心を開く事は時には困難です。 まして教会がユダヤ人を迫害してきた歴史によってクリスチャンに対して多くの人は不信感を持っています。


帰還船の中で子供のために折り紙でミニストリーをする
日本人短期ボランティアスタッフ・杉田京子

 杉田京子さんのボランティアレポートgo


それゆえ時には人間関係を築く為に何週間、何ヶ月も時間を費やす必要があります。 彼らに帰るべき故郷があること、聖書の中に帰還の約束があることすら知らないユダヤ人がいることも珍しくありません。鉄のカーテンで完全に外部との接触が絶たれていたからです。

出国を決心しても、その手続きはひどく煩雑で困難です。そんな彼らを実際的にも精神的にも励まし助けます。
この働きが始まった頃は、出国時に賄賂の要求や不当な没収は日常的にあり、現在当然のように受けている正当な扱いの出国はEEFの祈りと努力により勝ち取られたものです。 中には出国の為の荷物を入れるカバンを準備できない貧しい人もいます。食料品や必要な物資を提供し、引越しの為の実際的な必要の全てを手伝います。移動の途中で強盗に襲われる危険があるので安全を確保します。財産を処分したオリム達はわずかながらお金を持っているからです。


援助物資の靴を試着する少年

船での帰還の場合、オリム達は旧ソ連邦各地から公共交通機関やエベネゼルが準備したバスやトラックによってオデッサ港に集められます。そこでも彼らが出会うのは誠心誠意尽くすボランティア達です。帰還者たちはここに至るまでに多くの障害を乗り越え、そしてこれから始まる長い旅と新生活を思い緊張しています。そんな彼らに誠実を尽くし励ましを与えるのです。
港には八百人収容できる宿泊施設が設置され宿泊と食べ物を提供します。帰還者の多くの荷物を船に積みこむ為に、世界中から集まったボランティアのスタッフ達は大いに活躍します。


(エレミヤ31:8)「その中にはめしいも足なえも、妊婦も産婦も共にいる。」

イスラエルに到着後も、新生活を始める為の援助がなされます。帰還者の為にイスラエル政府が準備した援助システムにより到着後最低6ヶ月間、宿泊場所と食物が保障されています。その間、ヘブライ語の学びと就労の為の訓練などを受ける事ができます。


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