その日にはもはや、『イスラエルの子らをエジプトの国から上らせた主は生きておられる。』とは言わないで、16:15 ただ『イスラエルの子らを北の国や、彼らの散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる。』と言うようになる。(エレミヤ16章14-15節)

旧ソ連諸国に残されたユダヤ人の数は、45万人以下だと言われています。それは帰還の働きがかなり進んだことを意味しますが、だからといって、この地における働きの重要性が薄れてしまうことはありません。

(1)北の国と名指しで示された地

聖書の中で幾度も「北」という言葉が強調されており、エレミヤ16章14節の言葉はほとんど同じ形で23章においても繰り返されています。重要な場所であるがゆえ主は繰り返されたのです。

(2) 迫害と国境閉鎖の危険

プーチン政権は強硬な政策推し進めています。そしてその政策は強いロシアの復興を願う国民の支持を受けエスカレートするロシアの強行策を見るにあたって、いつ国境が閉ざされ、エレミヤ16章16節に書かれた「猟師の時代(迫害)」が襲ってきても不思議ではない時代となっています。

(2)終末に大きな意味を持つ場所

エゼキエル39章では北の国から強力な軍隊がイスラエルに攻め入る事が書かれており、ロシアもそれに関わっているでしょう。

(3)社会情勢の変化の危険

世界でもっとも生計費がかかる物価が高い都市はどこかご存知でしょうか、それはもはや東京ではなく、意外にもモスクワなのです(注)。ロシアは全体的にかなり物価が上昇し生活格差が広がっています。それにともない貧困層の生活はますます圧迫されているのです。生活の不満はそのはけ口を求めてさらに反ユダヤ主義へと傾いていくことでしょう。

 


反ユダヤ主義の落書き

 

return