「ここまでは来てもよい。しかし、これ以上はいけない。あなたの高ぶる波はここでとどまれ。」(ヨブ記38:11)

1904年2月10日、日本は南下政策を推し進めるロシアと衝突し開戦となりましたが戦争をするだけの資金はまったく持っていませんでした。

強力な西欧勢力に対して国際社会に仲間入りしたばかりの日本が勝つだろうとは誰も思わない中、当時の常識では考えられない500万ドルの外債をユダヤ人財閥のジャコブ・シフは引き受けました。そんな無謀ともいえる投資の理由は、日本に協力することにより迫害を受けているロシア国内のユダヤ人を守ることができると考えたからです。その後、彼の行動はユダヤ人投資家の間で話題となり帝政ロシアを倒すべく多くの賛同者を得、奇跡的に日本は8200万ポンドの戦費を調達したのです。

 

日本の命運は対馬沖でのバルチック艦隊との対決にかかっていました。人間の目にはまったく勝算のないものでしたが、38隻もの強国ロシア海軍に対してほとんど実績のない旧日本海軍が短時間のうちに世界の歴史上例を見ない程の奇跡的な圧勝を収めてしまいました。

 

敗戦であれば、日本はロシアの属国となり北海道(エベネゼル日本支部はそこにあるのですが)はロシアの領土となっていたかも知れません。

イスラエルを祝福することに特に開かれた地域は北海道と沖縄だと聞いています。沖縄も戦争の苦い歴史を持っています。歴史的に翻弄された弱い場所に神が特別な計画を持っておられるのは驚くべきことです。

歴史を本当に動かしているのは人ではなく神です。ロシアに住むユダヤ人を助ける為に、神はジャコブを動かし、また軍備力で圧倒的な差があるロシアに日本を勝たせたのです。

太平洋戦争後、奇跡的ともいえる復興を遂げた日本に神はどのような計画を持っておられるのでしょうか。

人は、自分の意思や欲望で歴史を動かそうとしますが、主は「ここまでは良いこれ以上はいけない。」という限界を設けておられるのです。

 

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