イスラエルへの途上で2人が3人になりました

マリーナ・ドムシェティンというウクライナ出身の20歳のユダヤ人女性は、イスラエルで彼女の赤ん坊が生まれるのを楽しみにしていました。しかし約束の地に着く途上で出産をしたのです。臨月を迎えていたマリーナと夫のディマは、五月の始めに、オデッサに向けてアイリス号に乗り出航しました。まだ子供が生まれるまで2週間あると思われていましたが、出航して三日目の嵐の夜の次の日の朝朝4時に出産したのです。エベネゼル船のコーディネーターのシャーリーは、ドアのノックで目を覚ましたところ、そこに立っていたのは、具合の悪いマリーナとその夫のディマであった。

 始めは、マリーナがただ船酔いをしているのだと思いましたが、船の医師により出産が近いという診断がされました。それゆえエベネゼルのボランティアたちととりなし手たちは祈り始めました。

昼食前に陣痛は始まっていましたが、普通分娩ができないのではないかという心配がありました。そこでオデッド船長はこの状況をハイファ港に知らせるためにコンタクトをとりました。そこで医者チームをのせたヘリコプターがアイリス号にやってくる準備が整えられたのですが、悪天候によって計画は中断されました。

そこで、かわりに、アイリス号をキプロスのリマソルに寄港させることになりました。その港はその場所から2時間で到着できる場所でした。マリーナはそこから病院に運ばれ、そこで健康な男の子の赤ちゃんを産むことができたのです。その後船は彼女を置いて航行を続け、夫のディマはイスラエルにおいて入国手続きやその他の準備をするために先に行くことになりました。とりなし手でありヘブライ語を話すリネットは、妻のマリーナに付き添うために彼女のもとにとどまり、コミュニケーションを助け、彼女と赤ちゃんのダニエルがイスラエルの新しい家に行くまでの旅を終えるための準備を助けました。そして家族はほどなく約束の地で再会し、ダニエルは8日目に割礼を受けたのです。

return