帰還者の減少、それは神の機会

さあ、わたしの言うことを聞きなさい。目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています。(ヨハネ4章35節)

 

現在帰還者達が減少しています。帰還者減少の理由は、イスラエル政府が帰還審査の基準を厳しくして書類を準備できなくなったのも決して少なくない理由ですが、90年代に比べてイスラエル国内情勢が不安定になったことが大きな理由です。

帰還者の減少は一見、ミニストリーの衰退に見えますが帰還の働きの本質的に目をとめるなら、実際にはその反対で、現在が大変重要な時であるということがわかります。

というのも以前は、ただ生活苦や、迫害から抜け出す為にイスラエルに帰還する人達も大勢いましたが、現在帰還している人たちは困難をも顧みず、聖書の言葉から神の意思を受け取り、霊が奮い立たされた信仰の勇士達が集められているのです。

彼らのほとんどはメシアをまだ知らないかもしれません。しかし、彼らが御言葉を通じて心を動かされた人達であり、神から語られる経験を持った者達であるなら、将来イスラエルで起こる民族的救いの時に立ち上がり、大いに用いられる神の器となることでしょう。

北の国で活躍するボランティア達がしているのは、単に書類の手続きや人道的援助物資を与えることではなく、まさに聖書の言葉から彼らの信仰を奮い立たせているのです。

私達は量ではなく質に目を留めていかねばなりません。現在の帰還者達は困難をも顧みず、御言葉と神の約束に奮い立たされた人達なのです。